『茶の味』『河内カルメン』

まずは、『茶の味』から。田舎（多分栃木とか茨城辺り）に住む一家のほのぼのとした生活をシュールに描いています。家族それぞれが小さな悩みを抱えていて、それをモザイク状に描いているというか・・・・。
我衆院達也がおじいさん役ですが、相変わらずかなりキテます。途中入るCGの合成とかがちゃちいので萎えますが、面白いといえば面白いです。ただ冗長すぎ。私はこういう映画はどちらかというと苦手かもしれません。

あと、『河内カルメン』。これはエンターテイメントですね。河内出身の貧しい家庭に生まれ育った主人公がカルメン目指して頑張って紆余曲折を経て転々と様々な事態に投じていくもの。清順映画ってヒロイン役の人はみんな美人、というか凄いひきつけられるものがありますね。鏡の効果的な使い方や、舞台のセットのような家の構造、近づいては離れまた近づくカットなど観ていてやっぱ凄いよね。
有り得ない展開に話が進んでいくのでドキドキします。

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