『スターウォーズ 帝国の逆襲』/『ブラザーフッド』

やばい、早く観ないとスターウォーズの公開が終わる…。

スター・ウォーズ 帝国の逆襲 [VHS]

スター・ウォーズ 帝国の逆襲 [VHS]

この作品は前作みたいにハッピーエンドで終わらず、やはり暗い展開ですね。大騎士ヨーダに対するルークの扱いが適当で腹立ちますね。フォースの暗黒面に落ちてはいけませんね。忍耐が肝要ということですか。

あと、韓国四天王(であってる?)のチャン・ドンゴンウォンビン主演のこちら

気違いじみた、チャン・ドンゴンの演技はすごいを通り越して笑ってしまいます。以前観た『コースト・ガード(原題:海岸線)』のときのチャン・ドンゴンほどではなかったものの同じ軍人で、だんだん気が狂ったかのようになる様を観て思い出しました。そして弟役がウォンビンなんですね、初めてお目にかかりました。
舞台は南北戦争下の朝鮮半島で、戦争によって強制的に徴兵された兄弟と、そのために離れ離れになった家族の悲劇を描いたもの。兄ジンテは弟ジンソクに除隊して家族を守ってもらいたいがために、自ら危険な任務に先頭を切って出る。やがて兄のヒステリックなまでの敵への攻撃姿勢に弟との距離は離れていく。

個人的には感動した人には申し訳ないが失笑ものだった。なぜ優しい兄があそこまで豹変して人を殺しまくったのか、そこへの経緯が一切描かれていない。その理由を爆弾が落ち肉が飛び散る戦場で繰り広げられる惨劇へと回収してしまってもいいが、それでもなを不十分な気がする。また、弟ジンソクが兄が家族に当てたはずの手紙を読み返して、憎んでいた兄に対する憎悪の念がなくなってきたというのもよくわからない。そんなに中身の濃い手紙じゃないじゃん。
よく経緯のわからないくせに、アプリオリに最初から最後までに導入される兄弟愛と、戦争で同胞どうしが殺しあうという悲惨さみたいなテーマが中途半端に混ざっていてつまりません。
兄が弟の除隊のために知り合いを殺したことを弟は『知り合いだぞ?そんなに殺していいのか!!』と罵っているくせに、兄のみならず弟もありえない勢いで数々の兵士を殺しまくっているこの論理矛盾は何なんでしょうか?まるでまるでわが国に対する○国の反応を思い浮かべてしまう映画でした。