『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』『下妻物語』

後半3部作のラストでございます

うわ、のっけからあっさり大騎士ヨーダが死んだよ。800年とか900年そこら生きていて、ちょっとルークが戦って修行に再び戻ったらあっさりご臨終ですか。どんな時間の流れ方しているのでしょう。この星では。
最後の話はやはりダースベイダーとルークの一騎打ちでしたね。戦ってみて結局親子愛ですか、愛はフォースの暗黒面から救うということでしょうか?前作では親子の葛藤みたいなものが描かれていたはずなのに、一旦親子であると認めるや否や『父親とは戦えない』の一点張りですよ。ちょっと単純ですね。
あとレイア姫が妹って展開も急すぎだって。ところでレイア姫の“姫”という設定はどこにいったのでしょう?お転婆で先頭きって突っ込む様から全然創造つきません。まあいいか。
映像はやはり技術の進歩もあってこの作品が一番ですが、世界観的にはエピソード5が好きですね。なぜかは分かりませんが。


そしてwowowでやっていた下妻物語をそのまま観たりしましたが。

下妻物語 スタンダード・エディション [DVD]

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この映画、かなり面白いね。所々に面白い映像を絡ませながら展開する『友情』ものの映画みたいに見えるけど、よく観てみると意外と深いかもね。
バッタ物の商品を売りさばくいい加減な父親(宮迫博之)と、家出したけばい母親(篠原涼子)の元に生まれた桃子(深田恭子)ははなから他者に期待せず「自分が楽しければいい」というスタンスでゴスロリの服を来てその“ロココ調”の世界に浸っている。そこにひょんなことからうるさい他人であるイチゴ(土屋アンナ)が登場し、一方的に桃子に絡みだす。

コミカルな映像で終始面白おかしく展開していくストーリーだけど、社会から弾かれてヤンキーになったイチゴと最初から社会から逸脱した超越的な世界に思いを寄せる桃子がだんだんつながりあっていく様は観ていて説得力ありますね。まあ、勿論両者には「友情や愛はいらないという桃子/義理・人情に熱いイチゴ」という決定的な違い、というか正反対ですが。前者は完全に逸脱しちゃってるけど、後者は小池栄子との出会いを経て辛うじて内在してるわけ、だと思う。

あとスクーターでイチゴの所に駆け込む桃子が軽トラに跳ねられるシーンなんて、空中に投げられてベタに子宮回帰的なもの(というか子宮の中だし)に戻る桃子が自分の意思で子宮から飛び出して、地上へと”落ちる”なんて、これ確信犯でしょ。おいおい。

まああといろいろありそうだけど、興味深い映画でした。おもろいわ〜。あと今週土屋アンナが見れるので楽しみ。選挙の日だけど。自分はロータス目当てですが↓
http://www.spaceshowertv.com/bluetrip/live/vol4.html