古谷実『僕といっしょ』

僕といっしょ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(2) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(2) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(3) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(3) (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(4)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

僕といっしょ(4)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

ギャグとシリアスなテーマをほどよく織り交ぜた感じ。これは読む人によるけど、特にこれといった才能に恵まれず「普通」であることによる地獄が描かれているような。

普通であることから抜け出すために、必死になってありえない夢を追うすぐ夫*1と、シンナーを吸いまともな社会的文脈を生きることを降りるイトキンの「生」に対する姿勢は一見正反対に見えるけど、結局同じ穴のムジナであることがなんとなく感じられる。

ギャクという面からでも十分面白いけど、もっと深いレベルで結構シリアスな問題群が転がっていたり。すごいね。

*1:ちゃんとおぼえていないけどこんな感じ