就活対策?
昨日行ったベンチャーネット主催のアチーブメントの青木社長の講演会で、社長の話があまりにも凄まじくて、思わず買ってしまった本。帰りの電車と家でさくっと読める内容。
この人の話は本当にすごいです。話の間の取り方からロジックといった技術的な部分もすごいんだけど、やはり伝えるべき内容であったりこちらが求めていることをダイレクトに心から伝えるんだよな。会話は所詮言葉に過ぎないけれども、けどその人の全人生を表すと思う。彼の話からは言葉の裏に潜む膨大なバックグラウンドや実存が窺い知れる。デプスのある話をするにはテクニックもさることながら、その人がどういった姿勢で生きてきたのか、またどう生きたいかというのが大切だなと。
- タイトル:プロフェッショナリズムの覚醒―トランスフォーメーション・リーダーシップ
- 作者:倉重英樹
- 出版社/メーカー:ダイヤモンド社
- 定価:¥ 1,680
- 発売日:2003/12
- メディア:単行本
企業研究のために購入したつもりだったけれども、それ以上にこれからどう仕事をするのかという点において凄く効果的。本は前半は著者がIBMを辞めてプライス・ウォーターハウスの会長になって、赤字経営だったPWCを変革し成長させていく過程を綴ったもの。後半はこれからのビジネスの予測と求められる人材について。
一言でいうと、プロフェッショナルとは「自分の能力を発揮してパフォーマンスを示す先として、常に顧客や社会を意識する」存在である。社内の中で与えられた仕事をその論理に則って大人しくこなして評価される存在ではなく、あらゆる場所でその能力が発揮される存在。つまり普遍的な存在という訳だ。ただ与えられた業務をこなすのではなく、自分の持てる能力を尽くして結果を出して顧客を感動させること、この実現に対する勉強、努力を欠かさない人間がプロフェッショナルだ。
またこういった人たちを留めることが出来るのは、学習が出来て、高めあう仲間がいて、しっかりしたキャリア支援がある場である。こういった組織に是非入って修行したいわ。