今年一年を振り返って。

今年面白かった映画No.3(2月28日〜今日まで計85本の中から、過去のDVD作品を含め)
1.悪い女
鬼才キム・キドクの傑作。世界は偶然に溢れているけど、だからこそ凄いということを説得的に描いている、と思う。とにかくいい映画。
2.ある朝スープは
絶対恋人と見てはいけない映画。私は一人で観に行ったけど、前に座っているカップルが見た後凍りついていました。ラストシーンは奇跡的。
3.ヴィタール
楽園から帰還してしまった主人公。帰ってくると輝いていた現実世界。ラストの会話が凄い。

番外:『六月の蛇』、『アメリカン・ビューティ』、『カナリア』、『埋もれ木』とかも記憶に残る映画でした。あと『サマリア』も。もう一度みたいな、サマリア

今年No1小説(最近のものでまともに呼んだ小説はこれだけ)
1.『告白』町田康
ここ何年か読んだものの中でも一番。他の小説は読む気になれません。思弁癖ゆえに、外界との違和を感じ続ける熊太郎の悲痛な叫び。重いです。

今期思い出に残ったライブ
1.Fishmans@RSR(8月20日
あのときだけ雨がやんで、夕焼け空の中でWeather Reportが…。奇跡としか言いようがない。AXはAXでもう良すぎ。迷うけど、やっぱあの天気でWeather Reportやれれたら、こっちかな。
2.Sigur Ros@FRF(7月31日.White Stage)
ついに念願叶って。出だしからゾクゾクした、というか涙出そうになった。ラストで『( )』のUntitled#8(popplagid)をやられるとね、もう幸せでした。
3.String Cheese Incident@朝霧ジャム(10月1日)
凄かったね、Wアンコール。ぶっ飛ばされました。

番外:渋さ@江古田バディも。ライブ納めには最高すぎ。ほんとに楽しくて幸せでした

こんな感じです。今年は山あり谷ありだったけどいい一年でした。では良いお年を。