ジェイムズ『宗教的経験の諸相(上)』

卒論。エクセレント。最高。

宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)

宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)

経験主義者と合理主義者の対立を「気質の問題」として扱うジェイムズの主張は勿論この論考にも当てはまる。
この講義録では宗教的な回心をする人の膨大な手記を引用しているわけだけれども、これも勿論ローカルにしか当てはまらない。と思う。
不随意的な回心つまり、一種の自己放棄から人間性を回復するさまなど面白いね。